はじめまして!

今回から庭園日誌に加わりました新スタッフ【トラ猫】です。
大幸ブログ用(名入り)
今後きの子さんその他スタッフと共にブログを更新していきたいとおもいます!
これからよろしくお願いいたします。

どうにかしたい!夏のアオコ対策

さて、じわじわと気温が上がり、暑くなってきましたね。
室内でクーラーをつけて涼むのもいいですが、あえて外へ出て水の涼やかさを堪能するのも風情がありますよね。
お庭の水の音に耳をすませたり水面を撫でる風を肌で感じると、クーラーとはまた違う涼しさが味わえます。

ところで、お庭の池や水瓶に綺麗な水を張っていても、いつの間にか一面緑に染まっていることありませんか?

『藻(アオコ)』と呼ばれるそれは、水中の植物プランクトン……特に藍色細菌(シアノバクテリア)が大量に発生したものです。
同じ植物プランクトンのミドリムシや水に浮かべる浮草とは違い、カビのような青臭い臭いを放ちます。

せっかく綺麗にお庭を整えても、空間に涼しさを与えるお池が緑に染まりその上異臭まで放っていたらちょっと気になりますよね……。
この藻、どうにかならないでしょうか。


答えのヒントとなるのが、「藍色細菌」の生態です。

解決の糸口!?「藍色細菌」って?

藍色細菌は字の通り細菌類に属しており、風に吹かれどこからともなくやってきます。
そして浮袋(ガス胞)というものをもっていて、それによって水の表面に浮いています。
ですが藍色細菌は一日中水面に浮いているのではなく、午前中に浮上し午後は沈むと言った動作を水の中で行っているのです。

つまり、その動作を安定して行える環境であるかぎり、藻は増え続けるのです。

また、藍色細胞の繁殖条件としてほかにも、水の温度が高くなったり、水中の養分が豊富になったりした場合があります。
藍色細菌は比較的増殖スピードが遅く一週間以上そこにいないと増殖できませんが、先ほど言った条件を満たしていると増殖してしまうのです。

……なんとなく見えてきましたでしょうか。そうです、浮き沈みが出来ず水の温度が高くならないようにするには、水を撹拌すればいいのです。

とは言うものの、わざわざ定期的に水をかき混ぜにいったり水を撹拌する装置を組み込むのは手間ですよね。
そこで、生物の力を借りちゃいましょう。

アオコ対策!『メダカ』と『水草』

メダカ

メダカはきれいな水でしか生きられないイメージがありますが、藻が増えるということはつまり水が栄養豊富で健全であるということ。
メダカにとってはむしろ、そういう自然環境に近いほうが過ごしやすいのです。

また、メダカは蚊の幼虫である「ボウフラ」を好んで食べるため池からの蚊の発生も防ぐことが出来ます。
一石二鳥ですね。

その他にも、水草を入れると藻が増えない、という話もあります。
藻より先に発生させることで日光を独り占めさせ、藻の増殖を抑えるのです。

また、水草からは他の藍色細菌の増殖を抑える物質が分泌されるため、水草を入れることにより水の透明度を上げることもできます。

この場合、藻が増えずとも代わりに水草が増えてしまうという難点がありますが、
水草は藻と違って異臭が出ないので、メダカは飼えないがとにかく異臭をなんとかしたい! という方は水草で対策するのも良いと思います。

団扇と麦茶
せっかくの涼しい風がカビ臭い、というのはもったいないですよね。

これから本格的な夏が始まります。
見た目も気持ちも涼しく過ごしたいですね。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
ありがとうございました(トラ猫)
 

<参考>
環境省HP "アオコってなに?-ラン藻の大発生についてもっと知るために-" (2016年6月10日) http://www.env.go.jp/policy/kenkyu/suishin/gaiyou/pdf/aokobook120213.pdf 滋賀県 "南湖生態系の順応的管理に関するサイエンスレポート" (閲覧日6月10日) http://www.pref.shiga.lg.jp/d/biwako-kankyo/lberi/03yomu/03-01kankoubutsu/03-01-03research_report/no1/files/dai3syou.pdf


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