庭園日誌にアクセスしていただきありがとうございます!

初めまして、ブログを担当させていただく【きの子】です。
大幸造園ブログ-きのこ
ここではお庭に関する事や季節にまつわるお話、
植物の豆知識などをお届けしていく予定です。

お時間があるときに見ていただけたらと思います。
よろしくお願い致します。


さて、さっそく第一回目のブログですが、
今回は【台風】について書きたいと思います。

文豪も描いた日本の台風

みなさんは二百十日という言葉をご存知ですか?

立春から数えて210日目になる日のことで
日付ではだいたい9月1日頃に当たります。

二百十日は八朔(八月一日)、二百二十日と合わせて
農家の三大厄日と言われていて
昔から台風が多い日とされています。

天候に左右されやすい農家の方にとっては
まさに心配の種だったことでしょう。

夏目漱石の作品にもこの日を題材にした
『二百十日』という小説があるようです。

どうやって発生するの?台風のしくみ

ここからは台風のことについて
少し簡単に説明したいと思います。

台風は熱帯の海上でできた低気圧が
暖かい海水の熱エネルギーを供給されて
発達することで発生します。
(実際はもう少し細かい定義があります。)

そして地球の自転や上空の風向き、気圧配置など
いろいろな要因によって進む方向や速度が決まります。

日本近辺で台風がよく東に向かって進むのは
この偏西風が西から東に吹いているためですね。


また一般的に進行方向の右側の風が強く、
左側の風が比較的弱くなる傾向があります。

台風は反時計周りに風が吹く空気の渦です。

右側は台風を進める風向と台風自身の風向きが
同じ方向になり、左側では逆向きになるので
このような現象が起こります。

実は台風が最も発生するのは8月なのですが、
夏は日本列島が高気圧で覆われているので
日本に近づくことができません。

9月になると高気圧が弱まるので
台風が日本に上陸するのは
秋になるというわけですね。

台風が樹木に与える影響…剪定が必要なひとつの理由

先日も台風が日本付近を通過しましたが、
日本では毎年台風が到来し
各地で様々な被害が出ています。

台風による被害のなかでもよく見られるのが
街路樹が倒伏している様子です。

街路樹が剪定されず弱ってしまっていると
強風による倒伏が発生
しやすくなります。

街中の台風の被害を減らすためにも
街路樹の剪定は大切な作業と言えますね。

これからの季節は例年台風の接近が多くなるので
少しでも台風について知って対策しておくことが
被害を少なくするためにも必要かもしれません。


最後までお付き合いいただきありがとうございました。

ありがとう!

<参考>
・復本一郎(2007-2008)『日本人が大切にしてきた季節の言葉』青春出版社
・「台風について」『気象庁ホームページ』
   http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/typhoon/index.html (2015年8月27日閲覧)


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