
庭園日誌をご覧の皆様、こんにちは!
スタッフの【はやし】です。

赤い体に黒いドット。
テントウムシは見た目はもちろん、お庭での働きも同じくらい素敵なんです。
今回は幸運の象徴とも呼ばれるテントウムシをお庭に呼ぶ方法をご紹介。
テントウムシとアブラムシ
テントウムシは、一般的に益虫と言われています。
益虫とは、害虫を食べる・受粉に役立つなど、人の役に立ってくれる虫のことです。

そんなテントウムシのエサとして代表的なのがアブラムシです。
アブラムシは人間にとって害虫でもあるため、なんだか助かりますね~。
ちなみに、アブラムシは陸のプランクトンとも呼ばれ、多くの生き物の命を支え生物の多様性や循環に欠かせない生き物なんですよ。
アブラムシを食べ尽くさない限りテントウムシは移動せず、食べ尽くしてもしばらくは近くを探し回る「地域集中型」という探索を行うのだそうです。
アブラムシでうまくひきつけたら、テントウムシがお庭にとどまってくれるかも?!ということで、以下ではアブラムシを駆除せずにテントウムシを呼ぶ方法をご紹介します♪
アブラムシを駆除せずにテントウムシを呼ぶには?
アブラムシに薬剤は使いたくないけど、できるだけ植物は守りたいですよね。
アブラムシから植物を守る方法「バンカープランツ(おとり植物)」を使えば駆除無しでテントウムシが呼べるかもしれません!
これは、具体的には草花のそば・庭の端に害虫の好物を植え、天敵となるテントウムシ等の益虫を増やして植物を守る方法です。
アブラムシのバンカープランツ
- ヨモギ・カラスノエンドウ・ノイバラ・アザミ・etc...

→この植物たちを片隅に植えてアブラムシを隔離すると、ナナホシテントウムシ等の益虫が呼べます!
テントウムシをひき付ける植物

では、もっと直接的にテントウムシをひき付ける植物は何でしょうか?
テントウムシの好物にはハーブ系の植物が多いため、お庭がいい香りになること間違いなしです!
具体例を挙げると、
コスモス・たんぽぽ・マリーゴールド・キンセンカ・チャイブ・キャラウェイ・コリアンダー・ディル・フェンネル・ノコギリソウ
などがあげられます。お庭にたくさん植えて、たくさんテントウムシを呼びましょう!
TIPS
テントウムシを寄生蜂やカマキリなどの天敵から守るには、下草を植えるのが効果的。こうすると天敵から隠れる場所ができます。特にクローバー(シロツメクサ)は隠れる場所を提供するだけでなく雑草を抑制し、おとり植物になってナメクジの被害からも植物を守ります。
<参考・引用>
Beginners Garden 「ナナホシテントウムシをお庭に呼んで増やす方法」
めだか生活「【インセクトホテル】てんとう虫のための虫ホテルを作りたい」
Magazine Online 「てんとう虫が好きな植物」
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